Google社より、2024年2月1日から、Gmailアカウントに対してメールを送信する送信者に対し適用する「メール送信者のガイドライン」を更新する、というアナウンスがありました。対象となる受信側のGmailアカウントは、個人のGmailユーザーとなります。Google Workspaceユーザについては、2023年12月5日に更新されたガイドラインにて適用対象外となりました。
Gmail公式ヘルプについて
Gmail公式ヘルプは英語版が先に更新されるケースが多いため、最新情報を確認される際は英語版での閲覧を推奨いたします。
なお、Google社のヘルプサイト記載内容に関してご不明点がございましたら、お手数ではございますがGoogle社までお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
メモ
Customers Mail Cloudのご利用に関する「メール送信者のガイドライン」のFAQはこちらをご覧ください。
Gmailの新しい送信者のガイドラインの概要
1日あたり配信が5,000件以上の場合
- SPFおよびDKIM認証が必要 *
- 有効な正引きおよび逆引きDNSレコードの設定
- Google社のPostmaster Toolsで報告される「迷惑メール率」を0.3%未満に維持すること
- メッセージ形式がRFC5322に準拠している
(※Customers Mail Cloudは対応済) - メール転送の要件
- メール送信にTLSコネクションを使用すること
- DMARC認証の設定 *
- MARCアライメントに合格すること。
Fromヘッダのドメインは、SPFドメインまたはDKIMドメインと一致させる必要がある。 - メール受信者に簡単な登録解除を提供すること
1日あたり配信が5,000件未満の場合
- SPFまたはDKIM認証が必要 *
- 有効な正引きおよび逆引きDNSレコードの設定
- Google社のPostmaster Toolsで報告される「迷惑メール率」を0.3%未満に維持すること
- メッセージ形式がRFC5322に準拠している
(※Customers Mail Cloudは対応済) - メール転送の要件
- メール送信にTLSコネクションを使用すること
* Customers Mail Cloudでの設定が関与する項目
Customers Mail Cloudをご利用中のお客様へのお願い
「メール送信者のガイドライン」によると、一括送信者の新しい要件は「5,000通/日以上のメールを Gmail 宛に送信している」送信者に対してより厳しい要求がなされています。また、1日あたりの配信数が5,000件未満の送信者に対しても送信要件は定義されております。
いずれにおいてもガイドラインの要件を満たしていない場合「期待するメール配送が行われない可能性がある」ことが示唆されています。確実にメールを配信するためにも、当ガイドライン準拠となるよう設定を進めていただきますようお願いいたします。
1. 送信メールの認証をする
上記ガイドラインのうち「メール認証」要件を満たすために、SPFとDKIMの導入と設定の調整、および DMARCへの対応をお願いいたします。
設定すべき事項
なお、DMARC導入時、ヘッダーFrom、エンベロープFromおよびDKIM署名に使用するドメインは同一ドメインであるか、もしくはサブドメイン利用などにより親子関係とする必要があります。
また、DMARCレコードの公開につきまして、「メール送信者のガイドライン」上では適用ポリシー(pタグ)は「none」とする設定にて問題ない旨の記載がございますが、お客様のご運用及びセキュリティポリシーに従いご判断くださいますようお願いいたします。DMARCレコードの公開がない、もしくはDMARC認証に失敗した場合は、受信拒否またはスパムメールとして扱われる可能性があります。
2. 未承諾のメール、または迷惑メールを送信しないようにする
「必要なメールを送信していること」については、Google社より「報告される迷惑メール率を0.1%未満を維持し、0.3%を超えないように維持すること」という具体的な指標が設定されています。
この迷惑メール率は、Google社提供のPostmaster Toolsにて定義された数値となります。Postmaster Toolsの詳細とご利用方法については、下記公式ヘルプをご確認ください。
- Gmail公式ヘルプ:Postmaster Tools を使ってみる
注意
Postmaster Toolsは弊社サポート窓口の対応範囲外となります。
3. 受信者がメールの配信登録を簡単に解除できるようにする
受信者によるメール配信の「登録解除」については、メール本文内からワンクリックで解除できる仕組みの提供がガイドラインでは要求されています。
- メール本文中に、ワンクリックで操作可能な購読解除リンクを設置すること
- ガイドライン内に記載されているList-Unsubscribeヘッダについては、RFC8058に基づいて2024年6月1日までに実装されていること
注意
List-Unsubscribeヘッダを利用する場合、受信者が購読解除リンクをクリックした後に解除リクエストを配信リストへ反映させるシステムの実装が別途必要です。
適用範囲について
プロモーションおよびマーケティング目的のメール、受信者が配信登録をしたメールではない場合は、この限りではありません。
Customers Mail Cloud から配信するメールに対して、List-Unsubscribeヘッダを追加する機能の提供を2024年5月上旬に予定しております。詳細はこちらをご覧ください。
メモ
Customers Mail Cloudのご利用に関する「メール送信者のガイドライン」のFAQはこちらをご覧ください。